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【ドブ川や川のシーバスを食べる】川で釣ったシーバスはまずいのか?実際に釣りをして食べてみた。

川で釣ったシーバスは臭いし不味いのか?

「川で釣ったシーバスは不味い!」

シーバスアングラーなら聞いた事くらいはある話では無いでしょうか。僕自身も地元新潟の河川でシーバス釣りをしていて、川で釣れたシーバスを食べようかどうか悩んだことが何度もあります。

実際にランディングしたシーバスからかなりの悪臭が漂っていた時は「これは食いたくないわ……。」と思ってしまったのですが、料理をして食べてみたら案外いけるのかな?とも思いました。

もちろんポイントや水系によって違いはあるのですが、今回は実際に地元新潟の信濃川でシーバスを釣って食べてみたいと思います。

食べる為に川シーバスを釣る。

今回の記事ではシーバスを食べることがメインテーマなので、実際に川でシーバスを釣った場面は割と端折って簡単に書いていきます。

今回シーバスを確保する信濃川は、日本一の長さを誇る河川ですが、水質はごく一般的な一級河川になります。もちろん上流部は水もかなり綺麗で、シーバスがいれば臭みの無い美味しい個体が釣れると思いますが、今回シーバスを釣るのは最下流域です。

さて。夜20時くらいにポイントに到着。

とりあえず小さくてもいいので食材であるシーバスを確保するためにちょこちょことルアーを投げます。

ルアーを投げ始めて15分くらいでしょうか?

ロッドにシーバス特有の重みが乗りました。

40センチくらいの手頃なシーバスです。

この時期の信濃川では、ボトムを小さめのバイブレーションなんかでノックしながら引いて来ると、このサイズのシーバスがわりかし簡単に釣れます。

シーバスに加え、餌釣りで釣ったギギも。(今回、ギギは別で食べました。)

臭みを感じつつ、川シーバスを下ごしらえ

シーバスを釣った翌日、調理開始。昨晩はそこまで気にならなかったのですが、微妙に臭いようにも感じます。予想はしていましたが、川の匂いがかなりします。

これは信濃川の最下流部で釣ったシーバスだからであって、中、上流域のシーバスであればここまでの臭いは感じないんだろうなぁと思います。

捌く過程で、胃袋の内容物を見てみると、中にはエビが数匹。

一応食べているものは美味しいモノなので、訳わからないくらいに身まで臭みが染み込んでいるというわけではなさそうです。

皮を剥いで、サクサクと切り身に分解していきます。

これで下処理は終了になります。

この時点でシーバスの身から川の臭さはほとんど感じないようになっていました。おそらく先ほど剥いだ皮の部分がそれなりに臭みを蓄えていた様子。身の臭いを嗅いでみましたが、身本体からは川の臭みを感じませんでした。

川シーバスを調理していく

ここから適当に一口サイズにぶつ切りにして調理していきます。

ぶつ切りにした身に信頼と実績の唐揚げ粉をまとわせます。個人的には市販の唐揚げ粉が一番手っ取り早くて好きです、味付けも同時に出来て非常にグッド!これほんとオススメです。

身の相手をしている間に油を温めておきます。だいたい180度くらいかな?(適当で大丈夫だと思います。)

ある程度油が温まったら身を入れていきます。

一応川の魚ということなので、加熱はしっかりしておいた方がいいかと思います。(ゆくゆくは刺身で川魚を食べてみたいものですが、寄生虫などのリスクを考慮するとなかなかにハードルが高いように感じます。)

さて、シーバスの方は、ある程度日が通ったかなというところで、箸を刺して火の通りを確認。

しっかりと火が入っているのを確認したら油からあげていきます。

こんな感じになりました。当然ながら見た目は普通のから揚げですね。

料理した川シーバスを実食。

そんなこんなで釣った川シーバスを食べて見ます。今回の料理方法は唐揚げなので、火が通ってる分安心して食べれます。

実食。口の中に運び、噛んでみましたが、普通に美味しい白身魚って感じ。

思ってた通り淡白だけれども、皮を剥ぐまでの間に感じた、川の匂いとか泥臭さなどは全く感じられません。それなりに神経を尖らせて感じようとしてみても、皆無。正直一安心でした。

が、ジューシーさというものも殆ど皆無でした、

本当に淡白というか、油分が少ないというか。普通に食べれるけども「美味しい!」とはならなかったです。

いい時期に釣ったシーバスは、身にそれなりの個性があって、また食べたいと思えるのですが川で釣ったシーバスは淡白な印象がかなり強いなあと。もっと調理方法を工夫するか、熟成に手を出せば川のシーバスにも美味しさを感じることができるのかも知れません。

いつか、どこかで食べた鯉の洗いにも同じような感想を持った記憶があります。「なんか、淡白。」と。鯉も煮付けで食べた時はかなり化けた印象でした。やっぱり個性を感じにくい身を調味料とか料理方法で美味しくするって、すごいなと。ああいう料理は意外と山間部だったりで進化している印象で、親戚の葬式なんかで田舎のご馳走を食べる機会があると、毎度毎度驚いてしまいます。

シーバスに話を戻しますが、今回は唐揚げという調理方法をチョイスしたので、ジューシーさ的な部分も誤魔化せてはいる感じ。もちろん物足りなさはありますが。

しかしながら心配していた川臭さは感じずで、思っていた程身自体は臭く無いんだなぁと。

川臭さは無いですし、不味くもない。ただ、感想は「淡白な白身」といった具合です。

結論、川臭いシーバスも食べれた

今回は川で釣ったシーバスを食べて見ました。結果的には普通に美味しく頂けましたが、思ってた以上に淡白な白身という感じ。川臭さは感じられなかったので、この淡白さを何らかの方法でカバーできればさらに美味しくいただける魚かなと。

正直、唐揚げにして臭みから逃げている感があったので、

次回続編を書くとしたら潔く”刺身”で食べていきたいと思います。

川上 克利

幼少期から近所のドブを徘徊し、魚の多様性に魅せられました。
趣味的に当サイトMONOSを管理運営。
獅子型のA型、好きな飲み物はドクペとルートビア。

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