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ナマゾンモバイルのスピニングモデル、S674MH
ナマゾンモバイルのスピニングモデルである、【ナマゾンモバイル S674MH】
このロッドを購入してからバスにシーバスにナマズ(モデル名まま)に、いろいろな魚に使ってきましたが今回はこのロッドのインプレをしていきたいと思います。
ナマゾンモバイルは他にも2モデルを使っているのですが、他のモデルと違うスピニングモデルのナマゾンモバイル。ベイトタックルとは違う使い所で活躍してくれました。
ナマゾンモバイルの基本スペック
ナマゾンモバイル・S674MHの基本スペックをメーカーさんのホームページより拝借してきました。
LENGTH[ft]:6ft7in
PIECE:4
CLOSED LENGTH[cm]:54.5
ROD WEIGHT:150g
LURE WEIGHT[oz]:3/16-1.5
LINE WEIGHT[lb]:10-20(PEラインを使うならマックスで1.5号程度の感覚でしょうか?)
以上、メーカーホームページより紹介文
軽量ルアーをモンスターに送り届け、掛けてからもビッグファイトに負けないナマゾンシリーズらしさ際立つパワースピン。夜間でもバックラッシュなどを気にせず攻める事ができる。
ナマゾンモバイルシリーズでは今現在では2種類のスピニングタイプがリリースされています。(その他は全てベイトモデル)
ベイトモデルのナマゾンモバイルも以前から使用しており、地元の釣りから遠征での釣行まで幅広く使ってきました。そちらも別記事でまとめていますので、よろしければご覧ください。
そして、もう一本出ている方のナマゾンモバイルのスピニングタイプは7.6フィートなので、この6.7フィートのモデルよりも長いことになります。(大場所でのシーバスとかだったらもう一本の長い方のモデルが飛距離も稼げていいかも?)
とはいえ河川なんかがポイントであれば無難にシーバスを釣る事も出来ます。
短いなりのメリットもあって、都市河川でのシーバス釣りにおいては取り回しが抜群です。この辺の使用感については後ほど改めて書いていきたいと思います。
そして、各パーツは安心と信頼のFuji製。
ナマゾンモバイルはかなりコスパに優れているロッドだと思いますし、この辺のパーツがしっかりとしているのは安心感にも繋がります。あまりにも安いマルチピースロッドはこの辺のパーツがよくわからない海外製のものが使われていたするのですが、安心でした。
ナマゾンモバイルを実際に使ってみての使用感
このロッドの使用感ですが「とにかくなんでも投げれる」と言った感じです。
メーカーのスペックにも記載がある通り3/16〜1.5ozという幅広い重さのルアーに対応しています。比較的重いルアーまで扱えると言う事ですね。
個人的に投げやすいのは5g-20gくらいかなと感じました。この辺は個人差があるので参考までにですが、個人的にナマゾンモバイルを使って使用するルアーがこの辺のサイズ感のシーバスルアーが多めにります。
このロッドの良いところは比較的安いというところです。ナマゾンモバイルシリーズ全般に言える事ですが、高すぎないロッドは気を使わなくても良いのでストレスフリーです。
コンクリートに直置きなんかしちゃう近所でのぶっ込み釣りから
5gくらいのスプーンを使った水路遊び、
小さめのクランクなんかは使っていて気持ち良いですし、先ほども書いた通りシーバス用のちょっとしたミノーなんかはピッタリ。
ナマゾンモバイルなのでもちろんナマズも。このくらいのサイズならヒョイっと抜き上げられる。
スモールマウスバスも。このくらいのサイズになるとナマゾンモバイルもいい感じに弧を描いてくれるので、スピニングタックルの適正サイズかなと思います。
そしてこのロッド、スピニングロッドの割にはティップの張りが強いと言った印象を受けます。
パワーのあるスピニングロッドとでも言いましょうか。ティップからバットまでバランスよく曲がってくれるなぁと言った感じです。正直これは好き嫌いの別れるタイプだなと思いますが、グラス素材も入ったパワースピニングロッドという表現がしっくりときます。
最近のロッド(特にバスロッド)にありがちな「ティップはグニャンと入ってバットにはパワーがある」的なのとは少し違う気がするのですが、ティップからすでに安心感はあります。
ナマゾンモバイルシリーズ全般に言えることではありますが、繊細というよりかは「安心感」という方が売り文句にはピッタリではないかと思います。実際に魚を掛けてファイトしてみると、ティップにもある程度のパワーを持たせてロッド全体で受け止める感覚ですね。
海外のビッグゲームを意識しているだけあってパワーの必要な釣りに向けたセッティングになっているようです。しかしながら、これは同時に感度をある程度犠牲にしているという事でもあります。
軽量ルアーになってくると顕著に出てきますが、どうしても感度という面ではティップの入るロッドに分がありますし、ライトゲームなんかで使うような小さめのワーム(ジグヘッド3gくらい)なんかは非常に扱い辛いかなと。この辺はメーカ推奨ルアーでは無いので扱いにくいのは当たり前なんですけども、扱えなくはないといった感じです。
3gクラスのスプーンで釣ったカサゴ。使える、使えないの話であれば、使えます。しかしながら、5gアンダーのルアーは快適ではないかな、と。細いラインにすればある程度は使えると思いますけど、そこまで行ったらもう一本ロッドを揃えてもいいかなといった具合です。
ナマゾンのレングスと仕舞い寸法について。
ナマゾンモバイル S674MHの”6.7フィート”という絶妙な長さですが、バス釣りなんかでは小場所での取り回しが良くて扱い易い長さかと思います。すぐ後ろに藪なんかがあるようなシチュエーションでよくバス釣りをするので個人的にはぴったり。
個人的には飛距離を必要とするポイントで釣りをする事は少ないので、僕個人に限った話ではありますが、ショートロッドの方が理にかなってるかなと。
今更ですが、ナマゾンモバイルはマルチピースロッドでもあります。仕舞い寸法は54.5センチとのことですので、ちょっとしたバックパックであればすっぽりと収まることでしょう。
4ピースのパックロッドですので持ち運びやすい点もナマゾンモバイルの良いところです。ショートロッドとマルチピース構造って、相性がいいんですよね。
グリップはこんな感じです。無難にEVAを使用しており、雰囲気も黒で統一されていていい感じにかっこいいのですが、一点だけ気になる点がグリップエンドの金属パーツ。
この部分なのですが、コンクリートの上でロッドを立てて置く際にグリップエンドがラバーだったらなぁと思います。
ロッドを体に立てかけて仕掛け作りやルアー交換をするとコンクリートの上で金属のグリップエンドが滑り倒れるのです。細かいところですが、ここだけ少し気になりました。
ナマゾンモバイル、インプレッションまとめ
ナマゾンモバイルを使用しての感想ですが、「このロッドは何かに特化しているわけじゃ無いけど、大抵のルアーは問題なく投げる事ができる。」と言った感じです。
ルアーだけでなく、こんな感じのちょい投げ釣りにも使えたりします。ナマゾンモバイルは元々感度を重視したロッドではないのですが、このくらいのちょい投げに使える程度には感度を持ち合わせています。
それ以上にナマゾンモバイルの強みはコストと強度のバランス。
しっかりした作りで安心感のある良いロッドだと思いますので個人的にはオススメのパックロッドです。