エイ釣り

【身近な怪魚・アカエイ】アカエイ釣りのタックルや餌。釣りに最適な時期を解説。

アカエイ釣り

アカエイという魚をご存知ですか?

アカエイは日本各地に生息している最も一般的なエイの仲間で、最大で2mにもなる大型の魚です。

そのビジュアルは好みが分かれるところで、あまり狙って釣る方もいないかと思う本種。

しかしながらエイという魚は専門的に狙ってみると、意外と楽しかったりする釣りなのです。

そこで今回はアカエイ釣りのタックルやエサ、釣りに最適な時期を解説していきたいと思います。

アカエイ釣りのポイント

具体的にアカエイを狙いやすいポイントは河川の河口周辺です。

もちろん時期的なものもあるので、一概にはいえませんが、(後程詳しく書きます)河口周辺であればアカエイを狙うのはそこまで難しいことでもありません。

それなりの密度で河口に溜まっている時期は仕掛けを投入してから10分ほどで当たりが出ることもあります。

もちろん河口の絡まない完全な海でも釣る事ができるので、近くに河口の絡むポイントがない方でも是非一度近くの海に餌を投げに行って頂きたいと思います。

逆にアカエイはそれなりに川を上がってくる魚ですので、ほぼ淡水になっているのエリアでも見かける事があります。

こんなところまで上がってくるんだ、と何度も驚かされているので、意外と川になっているポイントでも釣る事ができるのは覚えておいても良いかもしれません。

もちろん漁港などでも釣る事ができるので足場の良い場所で巨大魚を狙う事ができる面白さもあります。

アカエイは嫌われ者?

アカエイを専門的に狙う釣り人は中々いませんが、シーバスアングラーなんかがルアーに引っ掛けてしまう場合が非常に多いです。

シーバスを狙っている釣り人のタックルでは巨体を持つアカエイを釣り上げるのは厳しい場合があります。

そんなわけでアカエイにルアーごと持って行かれてしまう釣り人も多く、嫌われてしまう原因になっているのです。

筆者自身もアカエイを狙って釣りをしている時にエイが釣れると嬉しいのですが、シーバスや他魚種を狙った釣りをしているタイミングで大型のアカエイがかかると「うわー……。」と思ってしまう事がありますし……。

個人的な感覚では、PEラインの1号以上の太さがあればなんとかアカエイを寄せてルアーを外せるかな?と言った感じです。(ポイントにもよる)

なので、アカエイの多いエリアでシーバスフィッシングをする際なんかは、気持ち程度太いラインをチョイスするのも、アカエイにルアーを取られるのを防止でき、釣りをスムーズに進める秘訣かもしれません。

アカエイ釣りのタックル

実際にアカエイを専門で狙う際のタックルを紹介していきます。

まず、メインラインですが、PEラインの6号以上がアカエイ釣りには適しているでしょう。長さは100mあれば大丈夫かと思います。それに合わせてロッドやリールなんかのタックルも揃えれば大きく外す事はないかと。

タックルは高価なものでなくていいので、丈夫で安心できるものを選ぶことをオススメします。

オモリはタックルバランスやポイントごとの潮のスピードに合わせて10号〜70号クラスを使用します。

リーダー(ハリス)はナイロンやフロロの80lb〜130lb程度で良いかと思います。ウツボのような歯が鋭い魚がいるエリアでない限り、ワイヤーリーダーは不要です。

砂地や泥地を好むアカエイを狙う際にウツボが絡んでくる事はほとんどないのですが、地域によってはハモなんかが釣れてくる事があるようです。

余談ですが、首都圏でアカエイを狙うとドチザメ(ベイシャーク)という中型のサメが頻繁に釣れます。

というかベイシャークを狙っているとアカエイが釣れると言った表現の方が適切ですね、タックルやポイント選びも近いものがあるので、どちらが釣れるかは掛けてからのお楽しみです。ベイシャークはファイトが始まると首を振るのですぐに分かります。

アカエイはヌーっと重い引きですので、掛けてからはひたすら綱引きのようなファイトが展開されます。

アカエイ釣りのエサ

アカエイ釣りの餌ですが、魚介類であれば正直なんでも釣れます。

スーパーで入手できるアジやサバ、イカなんかが最適ですね。

筆者の地元の新潟ではイカの塩辛を餌にしてエイを狙っている釣り人がいるようです。確かに臭いの強い塩辛ではエイを引き寄せる力も強いのかもしれません。

餌で小魚を狙っている場合、ポイントで釣れた魚をそのままアカエイの餌にすることもあります。

同じようなエイの仲間でマダラエイというエイを狙った際は近くで釣れた石鯛やダツなんかをブツ切りにして針につけて釣りました。

このマダラエイは漁港内にある漁師さんの仕事場の近くで、”おこぼれ”を狙って回遊してきます。

そのため、魚のハラワタや頭なんかに好反応を示すのですが、漁港のポイント周辺にいるアカエイでも同じような事が度々起こります。

そのようなアカエイがいるポイントでは餌を落とすと一発で食わせる事ができるのですが、たまーに漁師さんがペット感覚で可愛がっている場所があるので注意しましょう。

アカエイを釣るには何月が最適?

アカエイを釣るのに最適な時期を解説していきます。

アカエイを釣るのに適した時期はズバリ、”暖かい時期”です。

真冬でも釣る事はできるのですが、夏に比べるとアタリは遠いです。ちなみに地元の河川では冬には全くアカエイが釣れません。

首都圏の河川の河口であれば真冬(12月〜1月)でもドチザメに混ざってアカエイが釣れるので、ポイントによっては真冬でも狙える魚であることは間違い無いかと思います。

また、温排水と呼ばれる水温の高い排水が出ているポイントでは、冬場でもアカエイが安定的に釣れる場所があります。

しかしながら、手軽に浅場でアカエイを釣る場合、夏が最もアタリが多く、釣り人側の快適性も考慮するとこの季節が良いと思います。

暖かい時期に楽しめるアカエイ釣り

冬でも狙う事ができるアカエイですが、専門的に狙うのであれば夏がハイシーズンになります。

想像以上にどこにでもいる魚ですので、手軽に大型魚を釣ってみたいという方には適したターゲットかもしれません。

アカエイを狙って釣りをする場合はその”毒針”に注意する必要があります。

※写真はマダラエイのもの。

アカエイが釣れた際の対処法なんかを書いた記事もありますので詳しくはそちらをご覧ください。

気を付けるべき点がいくつかありますので、初めて釣りをするという方は魚の扱いに慣れた経験者と一緒に釣りに行くようにしましょう。

また、毒針を持っているアカエイを釣った際に針を外すためのツールもしっかりと準備していきましょう。

素手で針を外すのは危険ですので、軍手やグローブなど、できれば指がカットされていない物を装着して作業することを強くオススメします。

あらかじめ一定の知識と準備を備えていけば、手軽に大物の引きを味わえる魅力的な釣りですので興味のある方は是非とも挑戦してみてくださいね。

夜の釣りが多くなるので、ヘッドライトは必須ですよ!

川上 克利

幼少期から近所のドブを徘徊し、魚の多様性に魅せられました。
趣味的に当サイトMONOSを管理運営。
獅子型のA型、好きな飲み物はドクペとルートビア。

コンタクト、お問い合わせ、メッセージは各SNSのDMや当サイトお問い合わせフォームよりお願い致します!

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