川が多い奈良県
奈良の釣りって聞くと、皆さんどんな魚を思い浮かべますか?
正直「奈良ってどんな種類の魚が釣れるの…..?」なんて思う方も多いのではないでしょうか?
奈良県の釣りといえば、バス釣りの聖地、池原ダムがあったり、
トラウトフィッシングなんかが有名な釣りになります。
そんな奈良県ですが、ナマズ釣りが意外とアツいのをご存知でしょうか?
あまりイメージがないかもしれませんが、奈良県って結構小規模河川や用水路が多くて、ざっくり言えば「ナマズが釣れる川が多い!」のです。
意外と少ない”在来の肉食淡水魚”であるナマズ。
日本全国に生息しており、古くから人間と近しい距離で活動していました。餌釣りでもルアー釣りでも狙う事ができる魚で、臆病な性格ながら、ルアーに果敢にバイトしてくる一面があったりと、人気のルアーフィッシングの対象魚となっています。
今回は意外と知られていない?奈良県のナマズ釣りについて書いていきたいと思います。
京都府もナマズが多い
奈良県のお隣、京都府もナマズが多い場所として知られています。
京都はナマズ釣りでかなり有名で、有名ポイントも多く存在しています。
比較的水路が多い地域なので、ナマズのストック量も多く、かなり安定して楽しむ事ができるのです。水路の多さはナマズの御影の濃さに比例すると考えており、地元新潟でもナマズはかなりの数が生息していました。
新潟は言わずと知れた田園地帯ですが、京都や奈良にはそれに近い雰囲気を感じます。
田畑の農業用水路が毛細血管のように発達しており、かなり細い場所までナマズが入り込んでいます。場所によってはオーバーハングや水草といった要素が追加され、ポイントごとに違う狙い方を楽しむこともできます。
真冬でもポイント次第ではトップウォーターの釣りで狙うことができ、奈良県の淡水ルアーフィッシングとしては、ナマズはかなり楽しめる魚なのではないでしょうか?
ちなみに冬にナマズを釣るならば温排水が出ているエリアを選択するのが良いでしょう。
冬でも水温が高い場所であればトップウォーターの釣りでナマズを狙う事ができ、ワームで釣りをする以上に楽しむ事ができます。基本的に冬でも水面が凍らない地域ですので、年中トップの釣りが楽しめるのは強みですね。
奈良の川はナマズを狙いやすい
奈良県の川は比較的アクセスの良いポイントが多く、釣りをする際に車を停める場所にも困らない印象です。首都圏のナマズ釣りほどギスギスした感じもなく、のびのびと釣りを楽しむ事ができるのも奈良のいい所。
また、比較的浅い農業用水路が多いことから、トップウォーターの釣りでナマズを狙いやすい条件が揃っているのも奈良のナマズポイントの特徴です。トップウォーターの釣りで狙う際は水深が1メートル以下であることが好条件となっています。ナマズは浅い川でも問題なく生息する事ができ、水深30センチくらいの用水路でも何食わぬ顔で泳いでいます。
水深が浅い川であれば、僕ら釣り人からも見つけやすく、トップウォーターのサイトフィッシングが成立するのです。
多摩川水系をはじめとした首都圏なんかでもナマズは狙えるのですが、車であれば駐車場問題。そして釣り人によるプレッシャーの高さからトップの釣りで釣る難易度も高めです。
程よく田舎が隣接している奈良県は、ナマズ釣りをするのには本当に最高な場所だと思います。
奈良のナマズは小さいのか?
奈良県はそこまで大型のナマズが釣れる印象ではないのですが、50センチ前後のナマズがコンスタントに釣れてくれるイメージです。
おそらく50前後の個体を釣り続けていると年に1本くらいは70近いナマズが混ざるのでは?と思います。地域やエリアによっては明らかにアベレージサイズが大きいなんてこともあるのですが、今のところ奈良県周辺でナマズ釣りをしていて大型の個体が多いとは感じた事がありません、
しかしながらどこの地域でも70を超えるナマズは釣れる可能性があります。
余談ですが、隣県の京都では日本最大のナマズであるビワコオオナマズを狙う事だってできます。
ビワコオオナマズもマナマズと同じ”シルルス属”のナマズです。
お隣の京都府まで足を伸ばして狙ってみるのも面白いかもしれません。
ナマズ以外にも雷魚や鯉が狙える
奈良県の淡水釣りではナマズ以外にも雷魚や鯉なんかを狙う事ができます。
場所によっては鯉が群れになっていたりして、餌釣りで比較的簡単に狙う事ができます。大型の鯉だと10kgを超えるので釣り味はバツグン。ナマズ釣りのタックルをそのまま流用して狙うことができるのも魅力的です。
狙う際は人気のパン鯉釣法で狙ってみるのをオススメします。
また、鯉を狙う際にも釣り方を少し凝りたい方は鯉をルアーで狙ってみるのも面白いかもしれません。
鯉のルアー釣りは個人的にも好きで、今でも定期的に楽しませてもらっています。こちらも興味ある方は是非ご覧ください。ナマズ釣りのルアーでもごく稀に鯉がバイトしてくる事がありますし、しっかりと狙い方さえ確立すれば安定して釣ることができるターゲットでもあるのです。
雷魚はナマズ釣りをしているとたまに釣れる程度で、奈良県のポイントにはそこまでの数がいるようには感じません。ならでナマズ釣りをしているとねんに2,3匹混ざるかな?といった具合です。
関西地方で雷魚を本格的に狙うのであれば琵琶湖方面へ釣行した方が良いかもしれません。
雷魚も日本の淡水面を代表する肉食魚の一種です。
ナマズ以上に大型になりますが、多くの場合はナマズ釣りのタックルで釣り上げることができます。狙い方もナマズ釣りに近いものがありますので、ナマズ釣りが好きな方は雷魚釣りにもハマる可能性が高いかと。
奈良はナマズポイントが多い!
今回は奈良県のナマズ釣りについて書いてみました。
先ほども書いた通り、奈良県はナマズを狙うのに適した比較的浅い川が毛細血管のように張り巡らされておりポイントの選択肢も豊富になっています。それに加え、ナマズの魚影や適度な人口密度の薄さもあり、安定してナマズ釣りを楽しむ事ができるのです。
個人的には全国的にみてもトップレベルでナマズの多い地域だと思いますし、釣りをしやすい環境が整っている貴重なフィールドだと思います。
奈良県や近隣の地域にお住まいの方は是非とも挑戦してみてほしい釣りの一つが、奈良のナマズ釣りになります。