外来種 外来種料理 新潟バス釣り

ブラックバスを日常的に食卓に並べている僕がオススメする、本当に美味いブラックバスの食べ方。

食糧不足問題は意外と身近に?

近年定期的に騒がれている食糧問題というやつ。問題提起のおかげもあってか、いろんな食材に対して改めて関心が寄せられていたりする訳です。

最近スーパー銭湯の定食屋で飯を食べていたら、垂れ流しされているテレビで「昆虫食」について取り上げられていました。

高校生の頃だったか?登下校の際、時期になると通学路である信濃川沿いの土手に「おんぶバッタ」が大量発生する時期がありまして。毎年自転車で轢き○していたので、せっかくだからと食べたことがありました。

味?プラスチックみたいな味しましたよ。

昆虫食が注目されるのは結構ですが、せっかくですしもう少し効率的に、美味しくタンパク質を摂取できる食材に目を向けてみても良いのでは無いでしょうか?

前置きが長くなりましたが、そんなわけで今回は淡水魚であるブラックバスを紹介していこうと思います。

ルアーフィッシングの対象魚でありながら、食用として日本に輸入されたと言う側面も持つこの魚。

今更ではあるのですが、今一度ブラックバスの本当の魅力はなんたるか、自分なりに書いていきたいと思います。

ブラックバスに限らず、日本の淡水魚は”普通に”食べれる。

わたくし、普段からブラックバス食べてます。

今更「ブラックバスを食べてみた!」なんて記事書いてもしょうがないなと思ったのですが、ユーチューブなりなんなりではあたかもゲテモノのように扱われていて少しだけ悲しくなります。

全くもってゲテモノなんかでは無いですし、普通に食べれる立派な食材です。身構える必要もないです。

ちなみにですが、日本のブラックバスって主に2種類に分かれまして、「ラージマウスバス」と「スモールマウスバス」になるのです。一般的なブラックバスといえばラージマウスバスが連想されるのですが、味の観点から申し上げると個人的にはスモールマウスバスの方が一枚上。

これがいわゆるブラックバスであるラージマウスバス。イメージ的には緑がかった体色ですね。名前の通りに口が大きいのが特徴のバスで、自分の大きさ(長さ)の三分の一くらいのサイズの魚なら無理矢理にでも口に突っ込んで食べようとします。

池や川にいますが、止水域も大好きな魚です。いわゆる”バス釣り”といえばこちらの種類が有名というか、メインになるかな?と。

こっちがスモールマウスバス。名前の通り口が少し小さめなのと、体が茶色っぽいのが特徴。釣りや魚に興味がない方でもこのくらいは見分けつくかな?と思います。

名前の通りラージマウスバスに比べると口が小さいのです。そしてラージマウスとは違い比較的流れのある場所を好む修正があります。少し渓流魚チックかな?とも。そのせいもあり渓流魚の生息域まで入り込み、各種トラウト類を食べ漁っている存在でもあります。

平均的にラージマウスバスよりもスモールマウスバスの方が食味は良し。

そして、今回は触れませんが日本固有の淡水魚であるナマズや外来魚であるアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)なんかも同じように美味な魚です。

日本のナマズ。ぱっと見で受け口気味になっており、ナマズらしいヒゲが伸びている。

こっちがアメリカナマズ。ヒレが分かれていたり、ヒゲが多かったりとぱっと見で日本のナマズと違うのがわかる。国内だと案外いろんな川にいるのですが、一番有名なのは霞ヶ浦。しかしながら水質的には河川の中流域に生息している個体の方が臭みがなくて美味しい印象。結局のところ生息場所の水質と主に食べているものが何たるかで魚の味って大きく変わってくるんですよね。

鮎や手長エビなどを積極的に捕食する為に嫌われ者であるが、日本のナマズよりも肉付きが良く、1匹当たりの満足度が高いのもまた事実。

ブラックバスのオススメの食べ方その1 「揚げ」

ここからは調理方法についてです。

最も無難かつ手頃なのはやはり油で揚げること。片栗粉でも、市販の唐揚げ粉でも、どちらでもOKです。その辺の鶏肉を唐揚げにする時と同じ感覚で大丈夫ですが、先にキッチンペーパーなどでしっかり水分をとっておくとなお良しです。

下味をつけるなら醤油ベースで生姜にニンニクチューブに……、本当にただの唐揚げですね。

片栗粉で揚げた場合、余ったものはそのまま南蛮漬けにすることができます。

某レシピ系サイトに載っている南蛮漬けのレシピそのまんまで美味しく作ることができます。

ブラックバスのオススメの食べ方その2 「焼き」

要するにただの焼き魚です。身を揚げ物にしたりなんなりして使った際、頭って残りがちなんですよね。我が家のグリルでは30センチくらいまでならそのまま焼くことが出来るのですが、それ以上になると頭を真っ二つにして入れてやる必要があります。いわゆる兜割り?ってやつですかね。

10センチ位の小型のバスはしっかり火が入ればそのまま丸ごと食べれます。

目の周辺や口周りの筋肉、後頭部ら辺の身の入りなんか文句の付けようがないものです。皮ごとの料理方法になるので、水質がかなり悪い場所の魚では臭みを感じることがあるかもしれません。

オススメは中流域にいるスモールマウスバス。しつこい様ですが、本当に美味なのです。

良型のは火の通りを考えて身を十文字に切りつけておくのがオススメです、ブラックバスって案外太い魚ですので、これだけで火の通りが格段によくなります。

もちろん、フライパンで焼くのもオススメなのです。意外と?というか理にかなっているのですが、バター系で焼くのはこの手のタンパクな淡水魚と非常に相性が良く美味です。

ブラックバスに限らず、南米のピーコックバスやピラニアを食す際もバターのブロックが一つあるだけで飯が格段に美味くなります。他に相性が良いのはネギやガーリック系ですね。意外とオリーブオイルで焼くのも美味しかった記憶があります。

ブラックバスのオススメの食べ方その3 「鍋」

揚げたり焼いたり。この辺が一番ポピュラーと言いますか、挑戦しやすいところになるのですが、意外と鍋が美味しい事はあまり知られてない気がします。

写真はキジハタとアメリカナマズとスモールマウスバスだったかの鍋。ここに白菜やほうれん草等を突っ込んで完成です。

冷凍庫の状況から食材消費の都合でこんな組み合わせになっていますが、別にキジハタがいなかろうが、スモールマウスバス単体でも十分に味になります。

身はもちろん、頭や三昧におろした時に出る中骨、他ヒレや皮まで。余す事なく出汁が出ます。

この手の魚は三昧におろす手順で頭を落とすのですが、頭の後ろというか、後頭部にどうしても身が残ってしまうんですよね。この身が美味で、捨てるのは非常にもったいない!のです。

ちなみに身はゴロゴロとこのくらいの大きさで切るのが個人的好み。薄っぺらい魚ではないので、荒く捌こうとも結構身が取れるのが食材としてまた優秀。

そし残った背骨部分(いわゆる中落ち)はそのまま真っ二つにしてグリルに放り込んで塩焼きにしても美味。要するに捨てる部位が無いって話です。

私的一番オススメなのは「刺身」

「えー、淡水魚の刺身?寄生虫とか、危なくないの?」なんて声が四方八方から飛んできそうですが、しっかりと冷凍なり何なりすれば普通に食えます。

ご覧の通り、捌くと姿を見せるのはこんなに綺麗な白身。これを刺身でいかないなんて、日本人として失格なのでは…?

しかしながら、寄生虫のリスクがある程度あるのもまた事実。

…ですが。

普段食べているブリやタラ。他スーパーに売られている魚だって寄生虫のリスクが完全にゼロ!なんて事はないのです。

事実、その辺のスーパーで刺身用に売っているブロックの魚にアニサキスが入っているのも見たことありますし、海で釣った青魚を捌いたら線虫なりアニサキスなりがいることなんて日常茶飯事です。

僕ら人間が魚を食糧として経口摂取する以上、寄生虫リスクはゼロになりません。断言します。

それを踏まえた上で、改めてどうでしょう?川魚の刺身。

ある程度の時間、一定気温以下で冷凍する事で寄生虫リスクは大幅に軽減することができます。実際日常的に食べている自分及び同世帯の人間は一度も当たった事がありません。(もちろん自己責任ですよ。)

さてさて、味の方ですが。基本的に淡白です。

臭みはもちろん感じないのですが、脂のノリとか、そういうものは相当良い時期の良い状況下(食べているものとか)が揃わないとなかなか100点が出ません。

臭みがない=美味しい魚 と安直に変換できるのならば良いのですが、散々美味しい魚を食べて来た身からするともう一声欲しいところ。

そこで登場するのが、禁じ手である

はい。昆布ですね。

鯛の昆布締めなんて、もう日本人の耳に馴染みきった単語でしょうが、スモールマウスバスという魚にも相性抜群。

ちなみにスモールマウスバスを初めて刺身で食べた人間の半数くらいは鯛に近い味だと言いますね。

普通の昆布締めと同じ方法でOKです。軽く湿らした昆布で上下をサンド。

そしてそのままラップに包んで冷凍庫へ。これで寄生虫対策も兼ねます。

昆布締めの時間はそれぞれのお好みで。あんまり長いと昆布の味強めになりますね。それはそれで好きなのですが。

”うまみ”とやらが手軽に補える、ある意味で”チート技”。使い終わった昆布はそのまま汁物の出汁として再利用してください。(昆布を短冊状にしておくとそのまま食えて美味!)

意外と見落とされがちな、「魚卵」

これはもう、本当に捨ててはいけないもの!です。

味云々の前に、この粒々一つひとつが命あるもの”だった”事を思い出す必要があります。自分個人の根本的な考え方ですが、「外来種の命は軽い。駆除して当然。」みたいな考え方が心底嫌いです。

駆除を完全に否定するつもりも無く、自身も場所によってはアメリカナマズなりブラックバスをリリースせずに持ち帰ることがあります。もちろんリリース文化も完全には否定しません。

外来種とか在来種とか。自分が口にする上でそんなことはどうでも良く、あくまで「命を奪い、いただく。」という考え方です。スモールマウスバスの命は重いと思います。少なくとも地球上で80億匹もいる人間よりは。

僕は自分の命の価値なんてオイカワ以上、ナマズ以下くらいだろうなと本気で考えています。

だからこそ、生まれるはずだった卵をゴミ箱に捨てて良いほど、偉くないし、そんな権利自分にはないと。

だって、この魚を釣って、殺したのは自分自身だから。それだけの話です。

さてさて、味の話ですが。

もう何しても美味しいのです!

一度食べた方は「捨てるな!」なんて。命の尊さを説かなくても、捨てないと思います。

一番簡単なのはお吸い物ですね。茹でて麺つゆ入れて終わり。簡単じゃないですか?

もう少し上を目指したいのであれば卵を醤油や麺つゆに漬けておくと卵まで味が染みて美味しいです。

炙ったり、焼いたりするのもオススメ。

マヨかけて炙って不味い魚卵はこの世に存在しないのです。

これに限らず、サワラ炙ったり鯖炙ったり、マヨ炙り系が自宅で簡単にできるようになるバーナーは一家に一台、マストでオススメです!QOL爆上がりなので騙されたと思ってお一つ買ってみて下さい。絶対後悔しないので。

バーナーはイワタニのものを強くオススメします。日本国内で一番無難に手に入るイワタニ製ボンベに相性抜群。というか純正なので。一応火器的なものになるので、

よくわからない中華製品を購入するのは避けて、無難に信頼できるものを選びましょう!


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ちなみにそのままの状態でグリルに入れておくと爆発することもあるので要注意です。僕は実家にいる頃から何度もやらかしてます。(学習して)

ゲームフィッシングの対象魚も、見方を変えればただの食材。

こんな感じでスモール食のすゝめを書いてみました。

普段から日常的に食べている食材だけあって、いざ記事にしようとすると写真が少なく苦戦しました。

普段からスーパーで購入している肉に魚。あんなに調理しやすい状態で売っていると「命をいただく」という感覚が鈍ってしまうのも無理ないのかな?とも思ったり。

今更ですが、ブラックバスってすごくカッコよくて綺麗な魚なんです。

これは自分のレコード。

こんなに綺麗で、カッコ良い魚。ルアーフィッシングの対象魚として本当に優秀で、魅力的です。

もちろん釣ることも大好きなので、釣った魚全てを食べるなんて事はせず、ほどほどに血肉に変えつつ楽しんでいきたいなと思うところ。外来だ在来だ、そんなことを抜きにして慈悲深くリリースしている文化も心底尊重したいなと。

日本国内にブラックバスが輸入されてから100年くらい経ったそうで。

僕も今まであまり知らなかったというか、正直無関心だったのですが、ブラックバスが日本に輸入された理由について、皆様も気が向いたら是非調べてみて下さい。

単なるゲームフィッシングの対象魚としての一面から、側面、さらには裏側まで知ることができるかもしれません。

時折騒がれる食料問題ですが、僕には対岸の火事というか、なんか騒いでるなぁくらいにしか感じられません。

だって日本には美味しい魚がまだまだいるので。

横文字の魚に対する偏見と固定概念の消えた、豊かな食文化が広がると嬉しいなぁ。

いつの日か、「えー!ブラックバスって食べれるの!?」なんてリアクション貰えなくなるくらいに。

川上 克利

幼少期から近所のドブを徘徊し、魚の多様性に魅せられました。
趣味的に当サイトMONOSを管理運営。
獅子型のA型、好きな飲み物はドクペとルートビア。

コンタクト、お問い合わせ、メッセージは各SNSのDMや当サイトお問い合わせフォームよりお願い致します!

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