シーバスアングラーの嫌われ者エイ
皆さんエイって好きですか?
残念ながらどちらかというと嫌いな方の方が多いかも知れないのがエイという魚。
新潟で釣れるのは主にアカエイです。
このアカエイに関しては釣り人(特にシーバスアングラー)はあまり良いイメージが無いかと思います。エイには毒針があり危険ですがそれ以上に嫌われる要因があるのです。
本来ならばこの辺りに毒針があります。危険なので釣ったらすぐに折りましょう。折る際もなるべく長いプライヤーを使用した方が安全です。
我らが新潟では「シーバスを狙ってたらエイがかかってライン全部出された」なぁんてのはよく聞く話です。新潟、特に河口部ではエイが密集する事が多々あるのです。
確かに普段シーバスを狙っているタックルでエイなんて釣ってしまったら大変な目に遭うのは確実でしょう。
なぜ嫌われ者のエイを釣るのか。
なぜエイを釣るのか?と聞かれれば「パワーのある引きがたまらないから!」この一点に限ります…….。
個人的に大きな魚が好きなので簡単に釣ることのできる巨大魚であるエイは好ターゲットなのです
エイは最大で2メートルを超える生き物。これが新潟の海から簡単に釣れるんです。手軽なのに暴力的な引きが味わえるなんて…。最高じゃ無いですか???
新潟の岸から釣れる魚としては間違いなく最大の魚でしょう。
やはり釣り人たるもの、大きな魚を釣りたい!と言う考えは誰しもが持っているはずです。その点ではエイという魚はこうターゲットになるでしょう。
エイを狙う仕掛け
エイを狙う仕掛けについてです。
大きな魚を相手にする釣りなので仕掛けやタックルも其れなりに強いものでなくては上げる事が出来ません。
まずはロッドとリールです。
自分の場合はレボのビッグシューター、モンスターキスのハンターズの7/8を使用しています。リールもロッドもかなり強いものです。特にリールに関しては太いメインラインを使用するので、ラインキャパ(糸巻き量)が多いリールを選ぶようにしましょう。
エイ釣りのタックルはライギョタックルの流用がベストだと僕は考えています。新潟でライギョをやる方であればタックルはそのままで大丈夫だと思います。
安く揃えたいのであれば3000円くらいで買えるアンバサダーの7000番に中古釣具店のバケツにささってる1500円くらいの竿でも十分ですのでそちらをお勧めします。
次にラインと仕掛けです。
メインラインはヤマトヨテグスのpeタフゲームの8号を使用しています。個人的にかなり好きなラインで安価な上にラインのコシがありベイトタックルで扱うのに非常に適したラインです。
仕掛けですがハリスは出来る事ならワイヤーを使いましょう。エイにも歯のようなものがあり長時間のファイトではハリスがボロボロになってしまう事があります。どうしてもワイヤーのハリスが準備できない場合はフロロかナイロンリーダーの80lb以上のものがおすすめです。
その他の仕掛けですが、適当な中通しオモリにサルカンをつけるだけというシンプルなものです。潮が速い場所や川の河口部では重めの重りを使った方が良いかも知れません。
エイを狙うエサ
エイを狙う餌ですが魚の切り身やイカ、タコ等なら基本的になんでも釣れます。
おすすめなのが「アジ」です。新潟のスーパーならどこにでも売っているアジを餌にするのが一番手っ取り早いです。このアジを切り身にして針に付け、海に放って待つ。これがエイ釣りです。
魚介系の餌であればエイは何でも食べると言う解釈で間違ってはいません。
逆にエイが釣れない餌とかあるのか?という疑問が浮かび色々試した時期があるのですが、やはり白身魚は食いが悪いようでした。ある程度臭いのあるものの方が良いようです。アジにしてもハラワタの中に浸けて置いた方が気持ち当たりが多かったような気がします。
普段新潟で青物なんかを釣る方であればその青物の捨てる部分を餌にすると良いと思います。特にサゴシなんかであれば頭を頭を4等分くらいに分けて分けてハラワタに漬けておくととてもよく釣れる餌ができます。
頭部は針持ちも良いので使いやすい上に魚が寄って来やすい最高の餌ですよ!
しかしあまりに鮮度が悪い餌だと腐敗が進み、針持ちが悪い場合があるので注意が必要です。
新潟エイ釣り実釣編
ポイントとしては河口部や砂浜が良いでしょう。正直なところ新潟の沿岸部であればエイはどこにでもいると思います。
今回はアジを餌にします。付け方は切り身にしたアジを縫刺しにするという基本的なもの。これを海に向かって50mほど投げます。
釣り開始から10分。早速当たりが。
リールのラインアラームが
ジジジジジジ……..
と鳴りましたが惜しくも乗らず。
そのさらに10分後
今度は先ほどよりも激しく
ジーーーーーーーーーー!!!!
とラインが一気に持って行かれました。
(この際にしっかりとラインをフリーにしていないと竿が持って行かれるので注意が必要です。)
このまま10秒ほど走らせたら全身を使って渾身のフッキング!
この瞬間でエイの重量感が伝わってきます。しっかりとロッドを握って踏ん張りましょう。
しっかりとフッキングが決まると基本的にはバレませんのでラインブレイクにだけ気をつけましょう。
エイとのファイトを堪能する。
しっかりとアワセを入れてエイが乗ったらあとはひたすらパワーファイトです。エイは底に張り付くのですがしっかりとテンションを掛けてやらないとそこから剥がれません。
体力もある魚なので結構キツイです。次の日には筋肉痛になる事でしょう。
(その辺を考慮し、この釣りは金土曜日の夜にやるのが大人です….)
10分くらい格闘し、釣り場がサーフであればそのままズリあげます。堤防の場合はタモで取り込んでも構いませんが壊れるのが怖いので自分は使いません……。
ずり上げたらまずは毒針を折りましょう。この毒針が刺さってしまうと本当に危険ですので慎重に折ります。
尻尾の先を足で踏んでなるべく長いプライヤーで折ればオッケーです。
折った尻尾は安全の為海に捨てる様にしましょう。謝って子供が遊んで刺さったら大変です。
新潟エイ釣りまとめ
こんな感じで新潟沿岸部、身近に潜む大型ターゲットエイを紹介してきました。
エイ釣りは比較的安価に道具を揃えることも出来ておすすめですが、毒針にだけは気をつけましょう。
釣ったら最初に尻尾の先を踏んで針を折りましょう。本当に危険です。
でもそれさえ注意すれば結構楽しめる釣りだと思いますので新潟のシーバスアングラーの皆さんもたまにはこういう釣りを楽しむのも良いのでは?と思います。
最大で2メートルを超える魚が新潟の海から気軽に狙えるなんて…..。
ゾクゾクしませんか????