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ベイシャーク(ドチザメ)について
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皆さんはベイシャークをご存知ですか?
ベイシャークとはドチザメの事で学名を[Triakis scyllium]と言います。
最大で150cmほどまで成長するサメで、日本ならば比較的どこでも釣ることのできるサメです。寿命は15年ほど。
食性は魚やカニなどの甲殻類を捕食する肉食性で、基本的には年中釣ることができます。
実はこのサメは単性生殖(雌が単独で子を産む事)の事例が3件もある不思議なサメで、
身近ながらまだまだ謎の多い生き物なのです。
ベイシャークのポイント
ベイシャークは日本各地、特に東京湾に多く生息しているサメです。
そんなベイシャークを狙うにあたって、一番釣りやすいポイントはどこだろうな〜とネットで調べていると
「ふれーゆ裏」と言うポイント名にたどり着きました。
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場所は横浜の鶴見川河口。
鶴見川といえばアリゲーターガーを追って通った思い出のポイント。
こちらにアリゲーターガーを釣った記事もあるので良ければご覧ください。
そして「ふれーゆ」の前は東京湾。
調べた感じだと足場も良い感じに整備されているようで、ベイシャークを狙うにはもってこい。
と言う事で今回はこの「ふれーゆ裏」でベイシャークを狙っていきたいと思います。
ふれーゆ裏にやってきた。
ふれーゆ裏にやってきました。
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平日なのに以外と人が多い。
ふれーゆ裏に着いたのが夕方なので、今夜はここで一晩泊まって見る事にします
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勿論、お得意のテントスタイル。
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夕日とテント。これぞアウトドアって感じ。
ちなみに使っているテントはこのシリーズ
かんたんドーム 240 NE1225送料無料 テント 簡単 3〜4人用 ワンタッチ キャンプ ノースイーグル アウトドア シンプル キャンプ ノースイーグル 【D】
非常に扱いやすいのと、荷物を置ける前室?みたいなスペースがあるから餌もそこの置いておける。何気に使い勝手が良いお気に入り。
ベイシャーク狙って釣り開始
今回はベイシャークを狙うにあたってブッコミ釣りで狙います。
餌はアジと秋刀魚。
これを針につけてぶん投げるだけと言うシンプルな釣り方です。
少し遠投したかったので重めのオモリを使用しました。
とりあえず50mくらい飛ばして様子を見て見ます。
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あとはこうやって立て掛けて放置。ここからはふれーゆ裏での持久戦が始まる。
その間、特にやることも無いので周りの釣り人達に話を聞いて見る事に。
自分「こんばんは〜、最近ここでサメ釣ってるの見ませんでしたか?」
シーバスアングラーの方「いやー、今時期はちょうどいろんなパターンの境目でサメは釣れないかと思いますよ..。」
自分「まじですか……。」
どうやらこのお兄さんが言うには、
今の時期は一番サメが釣れにくい時期らしい。
まじか、サメなんて一年中簡単に釣れると思ってた…。←甘すぎ
とりあえず、来てしまったのならばしょうがない。ベイシャークの姿を見るまでは意地でも帰らないぞ!
長期戦になることを予想して鶴見駅の近くにあるブックオフで小説を大量に買い込む。
その日の晩、ふれーゆ裏ではヘッドライトで本を読む奇妙な男の姿が目撃されたと言う……。
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一度のアタリも無いまま朝に。
見出しの通り、一晩目のふれーゆ裏ベイシャークは惨敗。
やり方は間違ってないはずなのだが、どの釣り人に聞いても「今は厳しい」の言葉ばかり。
と言うか寒すぎる。
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昨日の夜閉めたペットボトルがこんなに凹んでる。(見切れるカイロが辛さを物語ってる)
おいおい、新潟生まれ新潟育ちの俺に「関東は暖かい」って吹き込んだのは誰だ???
これは寝袋とテントに助けられたな。
(中華製テントさん様様。いつか紹介記事書こう…。)
しかしここはふれーゆ裏。ふれーゆ開いたら一風呂入ってこよう。
そんなワクワクからなんとか一晩耐えることができた。
そしてふれーゆが開館する時刻、バスタオルと青パンツ、その他着替えを持ってルンルンとふれーゆに向かった私。
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休館日。
ん”ん”ん”〜〜〜〜〜??????
心の支えだったお風呂…。
まさか休館日と重なるとは。
うぅ…..あんまりダァ…….。
そんな感じでメンタルボロボロで迎えたふれーゆ裏2日目。
と言うわけで、「サメは釣れない」「風呂には入れない」まま2日目が始まりました。
今日こそは何が何でもサメを釣りたい。
昼間の明るいうちはテントの中で本を読んで時間を潰します。
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東京湾ベイシャーク2日目。テントの中の汚さが壮絶さを物語ってる。(出番の無かった替えのパンツ君も悲しそう)
そんな感じで昼寝と読書を交互にしてたらあっという間に夜になりました。
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昨日は全然見てなかったけど、こうやって見ると結構夜景が綺麗。
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なんだかとても贅沢なことをしている気分になって来ます。
やることも無いので、こんな感じで夜景を眺めながらブラブラしてます。
平日の夜なのに相変わらず人がいるから、いろんな方とお話しすることが出来て楽しい。都会はいいなぁ、みんな親切だし話が面白いし。
ついにベイシャークと出会う。
一方釣りのほうですが、相変わらずアタリの一つも無い。
ブッコミ開始から30時間以上は経ってるのに一度もアタリが無いなんて。どんだけ渋いんだ?
実はこの時点で結構諦めムード。サメを狙うには時期が悪すぎたと思い、また1ヶ月後くらいにリベンジしようかと考えていた。
(とりあえず今晩は悪あがきして見るか….。)
そんな気持ちで再びテントに引きこもり、寝袋に入って本を開く。
本を読み始めて1時間ほど経ってからだろうか。
その時は突然にやって来た。
ギャアーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
テントの外からリールが悲鳴をあげる音が聞こえた!!!!
キタッツッツ!!!!!!!!!
読んでいた本に夢中になっていた自分だが、この音だけは聞き逃さなかった。
35時間以上待ってた音なのだから。
ロッドに駆け寄って見るとまだラインが出ている。
ここで渾身のフッキング。
不思議なことにフッキングで感じた手応えは60cmの鯉と同じくらいだった。
あれ?なんか違う魚食ったかな?
しかしながらベイシャークの可能性も捨て切れないので慎重にファイトする。糸の向こうに付いている”ヤツ”は案外すんなり寄って来た。
足元まで寄せてその姿を見た時、思わず声が出てしまった。
「えっwサメやんけw」
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どう見てもサメ。しかし大きさは1mも無いかな。
でも嬉しい。。。めちゃくちゃ。
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どんなもんじゃーい!
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これが東京湾ふれーゆ裏の怪魚、ベイシャーク。
長かった、この1匹のサメに出会うまで、長かったよう….。
ベイシャークを観察する。
苦労して(思いの外)釣り上げたベイシャーク。
ここからはこのサメを観察していこうと思う。
まず目に入ったのはこれ。
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中途半端な歯。
特に鋭いわけでも無い歯。とにかく一つ一つが小さい。ちょっと可愛い。
お次はヒレ。
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ちょっと美味しそう。
しかしながら大量の寄生虫が目に入って食欲減退。加熱すればなんの問題もなく食べれるんだろうけどありゃキモいです。
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これってエラなんですよね?なんでサメってわざわざこんな形のエラにしたんだろう。魚と同じ形のエラの方が取り込み易そうなのに。
にしてもサメは可愛い。ずっと見てられる。
でもまぁ、あんまりいじめすぎるのも可哀想なんで写真だけ取らせてもらったらリリースしました。
さらばベイシャーク。もうこんなロン毛パーカーに釣られるなよ!
ふれーゆ裏ベイシャーク釣りまとめ。
そんな感じで粘り勝ちました。半分諦めていただけにとても嬉しいです。多分夏とかに行けばもっと簡単に釣れると思うのですが、わざわざ真冬に狙ってもなんとか釣れるという事がわかりました。
横浜ふれーゆ裏のベイシャーク釣りの総括ですが、
整備された場所で夜景を眺めながら、気軽にベイシャークという怪魚に挑戦することのできるシチュエーションは非常に魅力的だと思います。
ベイシャークに少しでも興味のある方は是非とも挑戦して見てくださいね!
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お風呂に入れなかったのは心残りですけどね……。(本当に楽しみだった)