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外来魚天国となった荒川
首都圏を流れる大河。一級河川、荒川。
近年この川では外来魚達が勢力を拡大しつつあり、生態系が完全に混沌を極めています。
今回は荒川で釣る事ができる外来魚を、6種類ほど紹介していきたいと思います。
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実際に荒川で釣り上げた魚達に加え、別河川で釣り上げた、荒川に生息している魚の写真も混ぜながら書いていきたいと思います。
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荒川では餌釣りもルアーフィッシングも楽しめる
荒川では在来の魚でウナギ釣りなんかを楽しむこともできますが、近年はシーバスフィッシングなんかが人気を博しています。
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荒川では上流から下流まで広い範囲に生息しており、ランカークラス(80センチ以上)も釣る事ができるのです。
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河口周辺ではビッグベイトを用いたシーバスフィッシングが人気になっていたりなど、流行りの釣りものも荒川に定着しているのです。
そして、シーバスなんかを狙って荒川で釣りをしていると突然巨大な外来魚をヒットさせてしまうことも多々あるのです……。
荒川で釣る事ができる外来魚6選
さて、ここからは実際に荒川で釣ることができる外来魚を紹介していきたいと思います。
ブラックバス
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もはやお馴染みのブラックバス。荒川のルアーフィッシングではシーバスに並んで人気のターゲット。
荒川のブラックバスは最大で60センチほど。琵琶湖ほどのポテンシャルを持った魚は中々釣れませんが、かなりの数生息しているので手軽に狙う事ができる部分も人気の理由なのかなと。
他の関東河川(多摩川や利根川)にもかなりの数が生息し、定着しているのでこれからも釣れ続けるターゲットになるでしょう。
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バス釣りで有名なダム湖なんかも全国各地に点在しており、この写真の魚は奈良県と京都府の県境にある高山ダムで釣り上げたもの。最も有名なバス釣りポイントといえばやっぱり琵琶湖ですかね。
荒川では、真冬にも温排水が出ている場所があり、寒くなるとその周辺でよく釣れます。様々なアプローチ(ワーム、プラグ問わず)で釣る事ができ、関東のゲームフィッシングを支えている魚でもあります。
ライギョ
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荒川には雷魚も生息しています。
固まっている場所にはかなりの数がおり、狙って複数匹釣ることも可能です。
最大で1メートルにもなる魚が関東の都市河川に生息しているなんて、釣りをしない方からすればかなり驚きなのではないでしょうか?
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筆者の地元新潟にもかなりの数生息していた雷魚。近年では在来種説を唱える先生方もいらっしゃると聞きますが、果たして真相は……。
ハクレン
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「荒川の外来魚といえばハクレン!」な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
狙って釣れるのは荒川と霞ヶ浦くらいでしょうか?
最大で1メートルを超える大型の淡水魚で、中国が原産とされています。植物性プランクトンを主食としており、グルテンやマッシュポテトなんかで釣る事ができます。
コクレン
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コクレンも荒川に生息している外来魚になります。
ハクレンよりも大型になる本種、日本では狙って釣るのは難しいのですが、原産国中国やアメリカの湖やダム湖なんかでは比較的簡単に釣る事ができます。
日本では個体数が極端に少ないため、狙って釣る釣り人はほぼいません。筆者もかなり苦労して2023年にやっと釣ることができました。
ソウギョ
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ソウギョは荒川をはじめとし、鶴見川や利根川なんかにも生息している外来魚です。
関東の河川では比較的頻繁に目撃する魚で、最大で150センチにもなるとされています。(国内では140弱くらいが限界でしょうか?)
ソウギョ(草魚)の名前の通り、草食性の魚で、水草や葦なんかを好んで食べています。
時々公園で錦鯉に混ざって泳いでおり、パンクズをあげると喜んで食べてくれます。
アリゲーターガー
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荒川に生息している外来魚の中でも、最も凶悪な顔つきの魚がアリゲーターガーでしょう。
最大で2mを超える魚で、北アメリカが原産国になります。
筆者自身も荒川でのアリゲーターガー捕獲ロケに参加させていただいた事があり、その時も前後数日でアリゲーターガーをヒットさせるなど、生息を肌で感じました。
写真の魚は鶴見川で釣り上げた物ですが、近いサイズの個体が荒川には泳いでいるようです。
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周辺の河川でも外来魚が増加中
荒川だけでなく、周辺の河川でも外来魚が増加しています。
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元々日本にいるはずのないこんな魚がそこらへんの川を悠々と泳いでいる異様な光景を見ることも度々あるのです。
また、先ほど紹介したアリゲーターガーをはじめとし、極端に大型化する外来魚も定着しています。
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こちらは中国四大家魚のアオウオ。
最大で2mクラスになるとされる大型の淡水魚です。こんな魚も利根川をはじめとした関東河川で釣る事ができてしまうのです。
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この魚は見ての通りコイ系で、特に牙があるとかではないです。
しかしながら、外来魚の中にはかなりゴツい牙を持った種類もいます。
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こんな魚に噛まれたら痛そう(そりゃそうです)
実際のところ水の中にいる魚が陸に上がってきて人間を襲うなんてことはないのですが、他の魚を狙っているときに釣れてしまったら注意が必要です。
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子供達が面白がって寄ってきたりしたら目を離さないように見守るのが正解でしょう。
やっぱり男の子はこういうかっこいい魚が好きな様子で、実際に釣った時魚をまじまじと観察してました。「危ないから離れなさい」ではなく、危険がないか近くで見守る事ができる大人でありたいですね。
荒川の魚は大型化する?
荒川の魚は巨大化するのか?というテーマですが、個人的には可能性は大いに高いと思っています。
というのも荒川には「荒川温排水」と呼ばれるポイントがあり、水温の高い排水が荒川本流に流れ出し
ているのです。
変温動物である魚は冬になると活性が下がるのが基本ですが、このような温排水があると冬でも魚が活動する事ができ、一年中餌を追い続ける事ができるのです。
また、ハクレンなんかは冬になるとこの場所に集中するため、ハクレン狙いの釣り人が全国各地から集まってきます。
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この場所で釣れるコイやフナなんかもかなり大きく、他の場所に比べてお腹が膨らんでいるように感じます。
排水の影響か、釣った魚はそれなりに臭みがあるので、食べる目的での釣行はお勧めしません……。
荒川の外来魚釣りまとめ
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今回はこんな感じで荒川で釣る事ができる外来魚について書いてみました。
「外来魚」と聞くとネガティブなイメージを持たれる方もいるかと思いますし、実際に生息している事自体は良いことではないのかもしれません。
しかし、彼らも釣り物としては非常に面白く、僕らを楽しませてくれることもまた事実。
機会があったら是非とも挑戦してみてください。想像を超える巨大魚が釣れる可能性が十分にあるのもまた面白いところ。
グローバル河川「Arakawa」がきっとあなたを楽しませてくれますよ!
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