夏のルアーフィッシングの定番外道「エイ」
シーバスフィッシングをしていると、必ずと言って良いほど耳にする単語である「アカエイ」
エイにもさまざまな種類がありますが、一番馴染みのあるエイはこの赤エイでしょう。
最大で2mほどになる種類のエイですが、結構どこにでもいる毒魚としても有名です。
毒魚というと他にもミノカサゴやハオコゼ、ゴンズイなんかが皆さんも知るところでは無いでしょうか?
エイも身近な魚ながら、しっかりとした毒針を持っていますので扱いには注意する必要があります。
そんなわけで今回はそんなエイの取り扱い方や、刺されてしまった際の対処法なんかを書いていきたいと思います。
エイが釣れた場合のリリース手順
実際に映画釣れた際のリリース手順から解説していきたいと思います。
自己的にエイが釣れるのはルアーフィッシングで底付近を狙っている場合が多いでしょう。
そのような場合、フッキングの位置というのは基本的に背中になるかと思います。
もしもフィッシュグリップやボガグリップなんかの拘束具がある場合は、口元を少し浮かせて口にはめるとそのままリリースする事ができます。(10キロ程度の比較的小型のエイに限る)
しかし、この際に注意しなければいけないのが毒針です。
アカエイにはこんな感じの毒針がついているのですが、見ての通り無数のカエシが生えています。
実際に触ってみるとかなりの鋭さでゴム性の長靴やウェーダーを簡単に切り裂くのも納得できます。
リリースの際に毒針攻撃が心配な方は、エイの尻尾を踏み付け、この毒針を長めのプライヤーなんかで折ってからリリースするのも一つの手段です。(尻尾ごと切るのは可哀想なのでやめてあげて下さい……。)
エイに刺されてしまったらどうすれば良い?
なんとなく聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、アカエイの毒はいわゆる”タンパク質系”の毒だとされています。
熱に弱い性質の毒素のため、お湯に浸けると毒素が中和されるようです。
エイに刺されたら、まずは患部の洗浄。
刺された部位が四肢のいずれかの場合はロープなどで縛って、血流を止める事も効果的とされます。その後は速やかに医療機関を受診するか、場合によっては迷わず救急車を呼ぶ勇気も大切です。
エイは専門に狙っても楽しい魚!
そんな危険が沢山のエイですが、実は専門的に狙っても面白い魚です。
一番馴染みのあるアカエイなんかは簡単なぶっ込み釣りで釣る事ができます。
東京でのエイ狙いぶっ込み釣り風景。このようなポイントではPEラインの5号程度がエイ釣りには最適号数。
関東圏や地元新潟でも手軽に狙う事ができる大型ターゲットの一つです。
伊豆諸島や沖縄などに生息するマダラエイは日本に生息する最大級のエイです。(他にもホシエイなんかが国内だと大型化する種)
大きいものでは100kgを超えるエイで、中にはマダラエイを専門的に狙うマニアックな釣り人もいます。
エイリリース方法、対処方法まとめ
こんな感じでサラサラっとエイが釣れた際の対処法なんかを書いてみました。
実際に筆者自身が刺された事があるわけでは無いのですが、刺された経験のある知人から聞いた話ではかなり強めにズキズキと痛むらしいです。
狙っていないルアーフィッシングの釣り人の針には掛からないように祈りますが、釣れた際は最低限のダメージでリリースして頂ければ幸いです。
専門的に狙うとかなり面白い魚でもあるので、興味のある方、気になる事なんかがあればお気軽にご連絡くださいね!